【累計1500万部】田中芳樹の「銀河英雄伝説」の藤崎竜コミカライズが面白い

   

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藤崎竜のコミカライズとか、面白いに決まってる。

E.A.T blogをお読みいただきありがとうございます。 きょん。(@sisyokunosinku)です。

みなさん、最近SF足りてますか?足りてないですね。そんなアナタに「銀河英雄伝説」(以後、「銀英伝」)。田中芳樹さんが描いた累計1500万部のスペースオペラを「封神演義」で知られる藤崎竜さんがコミカライズ。この組み合わせで面白くないわけがない!

ということで、今回はその魅力を発売中の1巻とともに振り返っていきたいと思いますよ。

 

「銀河英雄伝」1巻を振り返る

IMG_1626ストーリーとしては、地球人が宇宙へ飛び出した未来。皇帝を絶対の王とし、階級制による統治をおこなっている銀河帝国と、民主共和制を敷く自由惑星同盟の戦い。そこに現れた「常勝の天才」ラインハルトと「不敗の魔術師」ヤン。二人の英雄を描く物語。ただ、藤崎さんのコミカライズでは、それぞれの側に仕える「天才」ではない二人の視点で話が進みます。

これによって感情移入がしやすい。圧倒的天才の孤独を支える、一般人の視点から楽しむことができる。

IMG_1612「一般人」であるキルヒアイスと、「天才」ラインハルトの出会いのシーン。「その瞬間に成立した二人の友情は死ぬまで微動もせず続くことになる」。かっこいい。これはあくまで叙事詩、英雄伝なわけで、ちょいちょいこうしたモノローグが挟まれるのですが、それがどれも震えるほどかっこいい。

人との出会いが、その後の人生を左右する。現実でも同じですね。

IMG_1613「比較を絶する程の美貌」、それに魅了されるキルヒアイス。ここは小説だと、読者が想像するところになると思うのですが、漫画だと描かないといけない。藤崎さんたいへんですね。

田中さんとの対談の中で「アンネローゼもラインハルトもそうなんですけど、小説に「黄金色の髪」と書いてあるんです。ただの金髪じゃないんですよ。私のイメージでも2人はすごくゴージャスで。ラインハルトの髪はツヤだけで1カット1時間、アンネローゼは2時間かかります。」と語っていました。漫画家泣かせの姉弟。

IMG_1614ラインハルトの性格が良くわかる描写。高貴で誇り高く、何物にも屈しない。なぜ、英雄が英雄足りえたのか。その強烈な個性と、向上心を描きます。唯一、キルヒアイスには心を開いているのが、ラインハルトの人間味を表していて素晴らしいですね。

IMG_1615そんなラインハルトに忠誠を誓うキルヒアイス。ここの場面はやはり「一般人」として配置されたキルヒアイスにも非凡なものを感じます。時代としては、ものすごく未来なのだけど、描かれているのは中英ヨーロッパのような世界。日本では元服が14歳くらいでしたけど、ヨーロッパにそういう行事はあるんですかね。

キルヒアイスはこの日、大人になったと思うんですよね。

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アンネローゼ、ラインハルトの姉が皇帝に見初められ、嫁ぐことになる。その別れは突然で、あまりに残酷。ラインハルトの今後の運命を決定するには十分な出来事でした。

IMG_1617「これが後の世に言う「獅子帝」ラインハルトの出発点であった」。この出来事によって、ラインハルトは生きる目的、英雄になる必然性が出来るわけですね。

「獅子帝」というと「獅子心王」イングランド王リチャード1世を思いだしますが、田中さんによると「東方遠征して大帝国を作り上げたアレキサンダー大王とか、17歳でロシアのピョートル大帝を打ち負かしたというスウェーデンのカール12世とか、過去の英雄からいいとこ取りして作った」そうです。

IMG_1618宇宙を手に入れるためラインハルトと、貴族幼年学校へ入学するキルヒアイス。

IMG_1619二人の討つべき相手は、もちろん学校では崇められる存在。相手の強大さと、距離の遠さが描かれています。

IMG_1620学校に入っても相変わらず絶好調なラインハルト。上級生相手でも絶対に負けられない。なぜなら、本当の相手はもっと強大なのだから。喧嘩っ早いな。

IMG_1621もちろん、学業の面でも頭抜けています。入学から卒業まで一度も主席の座を譲らない。「常勝の天才」の基礎はこうして形作られていきます。

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そして学校を卒業し、士官するラインハルトとキルヒアイス。

服は「結構思いついたままなんですけども。例えば帝国軍の服装は、昔のヨーロッパの服をいろいろ参考にしています。ただそのまま描いてしまうと未来感がないので、小説に書いてある軍服に関する文章から、何種類もデザインしました。」だそうです。

IMG_1622時を同じくして、物語を動かすもう一人の「天才」ヤンが生まれる。「不敗の魔術師」の異名にふさわしく初戦での成果は市民を逃がすこと。決して戦いに勝ったわけではないが、英雄としての風格をすでに発揮する。

IMG_1625一方、ラインハルトとキルヒアイスは最前線の氷の惑星へ赴任することに。今後二人を待ち受ける運命とは…。

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いかがだったでしょうか?二人の英雄をめぐる物語から目が離せませんね。田中芳樹さんの「アルスラーン戦記」も「鋼の錬金術師」の荒川弘さんでコミカライズされていて超面白い。絶対に読んで欲しい漫画です。アニメ化もされましたね。

あと、藤崎さんの作品に興味を持たれた方はこちらもどうぞ。おすすめ作品を紹介しております。それでは。

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フジリューでコミカライズとか嬉しすぎる。 E.A.T blogをお読みいただきありがとうございます。 きょん。(@sisyokunosink...

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